この夏、8月某日に蝶乃舞さん、パンダ渡辺さん、松宮義仁さん、西村太郎さん、ほか私含め合計8名で富士登山に行ってきました!
いつか頂上まで登ってみたいと思っていたのですが、こんな大御所の方々と一緒に登れるなんて思ってもいなかったので感動の経験となりました。
当日の朝は東京駅に6時半に集合。
五合目までは楽しくおしゃべりしながらバスで移動し、そして到着後、各々支度をしてさっそく登山開始です。
11時15分頃スタートし、しばらくはみんな楽しそうにおしゃべりしながら写真を撮ったり、冗談を言ったりと余裕の足取りだったのですが、 5合目⇒6合目⇒7合目と進むにつれ、徐々に笑顔がなくなり・・・
休みを多めに取りながらやっとのことで、何とか約6時間半かけてメンバー全員が富士山ホテルに到着!!
この宿がホテルとは名ばかりの山小屋で、 到着後すぐに流れ作業のように席に座らされ、1秒で冷えたカレーライスが出され・・
7時間近くも急斜面を登ってきて疲れ果てているのに、
そんなすぐに食べれるかー!!
と突っ込みたかったけれど、そんなことを言える雰囲気はみじんもありません。
「早く食べて!」
と言わんばかりに、目の前に立たれたのでやっとの思いで食べ終えると、すぐにどいてくれと言われる始末。
ホテルとは名ばかりの雑な対応にかなりウケました(笑)
そそくさと食堂兼玄関の居間から隣に部屋の10人が横たわれる寝床に案内されました。
20人寝れる2段ベッドの2階に8人全員上がると、何も出来ることはなく寝るしかない状況で、
体も疲れ果てていたし、明日は朝2時半に頂上目指して登るということで早々に床につきました。
体が疲れすぎていたせいかほとんど眠れないまま2時半に起床し、登頂の支度を始めました。
高山病等で具合が悪かったり体調がすぐれない数名は山小屋に残りましたが、 私と蝶乃さん、松宮さんほか何人かは各々のペースで頂上目指して歩きだしました。
気温6度くらいの雨の中濡れながら、多くの登山客の列に混ざり2時間半くらい歩き続けてようやく頂上に到着。
8月とは思えないほど寒く、雨なのでご来光はもちろん見ることができませんでしたが、 言葉が出ないほど疲れ切っている中、頂上まで来れたという充実感をかみしめながら トン汁やラーメンなどそれぞれ温かい食べ物を食べて冷えた体を温めていました。
そして体が温まったころに「よし、降りよう」と下山を開始しました。
頂上に着いた時には「あ~、これで一番つらい時はもう終わった!」と思っていたのですが、 実は下山がそれ以上につらかった!!
ひざがとにかくつらくて、途中真剣にギブアップしたいと思ったけれど、
まわりを見渡すとみんなが頑張っていて誰にも言えないし、ギブアップしたくてもできるはずもなく、
「私も最後まで頑張るしかない。」
となんとか休憩をはさみながら4時間くらいかけて下山しました。
最後の1kmだけ、途中で見つけた乗合馬車に乗っちゃいましたが・・・。
後から蝶乃さんやパンダさんにも聞いたら、5合目までの最後の1.5kmだけ馬に乗ったみたいでしたね(笑)
それでもスゴイと思ったのは、やっぱり蝶乃さん。
スタート時から結構辛そうにしていたのに、 自分のペースで淡々と歩いて登頂にも成功し、下山も最後までやりきったこと。
体力がある人ではないのに、目的達成を決めたらやり通す。
その心の強さを垣間見た気がして、
「やはりこの人はすごい人だな。。」と改めて思った人生初の富士登頂体験でした(^^)♪
レポート:小林文子