今回のインドツアーは、昨年9月に日本で行われた、日印文化交流チャリティイベントで発表のあった 「インドに1万戸の『寺子屋』を作ろう」という、インドと日本、両国が力を注ぐプロジェクトの一環で、 今回のツアーをコーディネートしてくれた、NPO法人国際児童基金(WCF)の松田康宏理事長は、「寺子屋」プロジェクトの後援者代表でもあります。 (下記、補足参照)
飛行機で約8時間半、インドデリー空港に到着すると、7台のBMWの出迎えにより一行は、ニューデリーの5つ星ホテル、「ザ オベロイ ホテル グルガオン (The Oberoi Hotel Gurgaon)」へ向かいました。
そこでは、インドの財界人の方々とのレセプションパーティーが開かれ、参加者全員のスピーチにインドの財界人たちも大絶賛の嵐。
それだけ、このプロジェクトへの期待が伺える歓迎ぶりです。
また、レストランからの眺めは最高で、客室やホテル内、アメニティーの高級感、スタッフのきめ細やかなサービス、日本食も美味しく、まさに最上級のおもてなしでした。
翌朝一行は、神の門と言われる「ハリドワール」に向かいました。
「デリー空港」から「デラドゥン空港」へ飛行機で約1時間、車で1時間半かけてホテルに到着。
その後すぐ、我々の支援で建てた学校訪問と支援者の表彰式に参加するため、ゆっくりする時間はありません。
今回参加した経営者メンバーは、一人一つずつの学校を寄付しましたが、シビスアカデミー学長の高嶋美里は、個人として1校、シビスアカデミーとして1校、の計2校を支援しました。
学校の場所は、そこからさらに車で約1時間半、でこぼこ道をひた走った郊外にありました。
長時間のでこぼこ道での移動でしたが、疲れを感じさせないくらい、元気な子供たちの歓迎をうけました。
なんと、子供たちの第一声は日本語で、「こんちには」だったのです。
インド人が優秀なのは、世界中のだれもが認めるところですが、12億人いる人口のうち、家もない、学校にも行けない貧困層が2億人もいます。
インドでは無料で学校に通えるのですが、都市部にしか学校がなく、近所に学校がない上に両親も仕事もないため、子供たちは小さいころから「物乞い」や「肉体労働」の仕事をしています。
中には、効率よく「物乞い」をするために、生まれたばかりの子供の目をつぶしたり、腕を切り落としたり、両足を縛って成長しないようにしたり、わざと病気にさせたりする親もいると説明を受け、心が痛みました。
そんな子供たちが1人でも減るように、我々一行が作った学校は、建物は有り物を使いますが、学校に行けばお小遣いがもらえて給食も出るという画期的システムです。
これによって、目をつぶして物乞いをさせるより、学校に行って食事とお小遣いをもらう方が得!と両親に思ってもらうのが目的です。
なぜなら学校を作っただけでは、そんな暇はない、その間に1ルピーでも稼げと言われて、学校に通わせてもらえない子供たちを救うことは出来ないからです。
インド国内でもこの試みは非常に注目されており、地元メディアも駆けつけ、我々に密着撮影していました。
学校の場所や先生の手配をしてくださったのは、ハリドワールにある国連NGOの団体で、支援者は、インドの民族衣装(サリー)に着替え、記念品の授与と表彰式が執り行われました。
夕方からはこの大学にて、支援者への表彰式が執り行われました。
一行は、インドの民族衣装(サリー)に着替え、1億人の巨大組織、国連NGO 「ALL WORLD GAYATRI PARIWAR」指導者Dr. Pranav Pandya氏より記念品の授与と表彰を受けました。
翌日は、早朝より火の儀式「ヤギャ」の神と開運の儀式に、現地の方と一緒に参加しました。
大地と太陽の神を体内に感じ、心身ともに魂の浄化をしていただきました。
神秘的な火の儀式は、心の奥底からカーッと熱くなりとても摩訶不思議な体験をすることができました。 このヤギャは、魂の浄化だけではなく、同時に開運の儀式でもあるとのことで古くから広く行われているそうです。
そしてこの日は、年に一度のシヴァ神の大祭があり、雨の降る中、最前列で祭りに参列することができました。
その後は、NGOの団体の施設を見学したり、本場のアーユルヴェーダの各器具を前に講義をうけました。
施設内ではインドとの親交を深めるために、高嶋学長自ら、アーユルベーダの伝統的健康食である牛の尿(浄化済み)を飲んだり、紙すきや製紙工場の見学、ハタオリや非暴力を訴えたガンジーの象徴でもある糸車を回すインド人の若者を視察しました。
ここには、完全に自給自足の理念がここかしこにあり、これからの日本に必要な多くの気づきとビジネスのヒントを与えてくれました。
最終日は、嵐のような大雨に見舞われ、バスでの移動で終わってしまい、一行はそのまま帰国。。。 のはずでしたが、それで終わらないのが、学長高嶋美里先生です。
高嶋美里学長をはじめ、泉忠司氏、渡辺雅典氏の3名は、世界遺産「タージマハール」を見ずに日本に帰れまい!と、究極のスピリチュアルに触れ、さらに神秘的な体験を求め、延泊することを即決!!
しかも翌日は嵐の天気予報だったにも関わらず、高嶋学長は、「大丈夫、嵐は来ない」と断言。
翌日は、天気予報ははずれ、学長の予言通り1滴の雨も降らず、ここでも、超強運の先生方の即断即決即行動の力を垣間見ました。
現地ガイドとともに、総大理石の墓廟「タージマハール」を素足で見学し、存分にスピリチュアルなパワーを吸収しました。タージをでるころ、3人の表情が確かな何かを得たかのような力強い眼差しと、強力なオーラを身にまとっているかのような貫禄に圧倒されてしまいました。
他にも近くにある遺産を周り、もちろん「スラム街」の見学も外しません。
自身の身の危険を顧みず、自分の目で確信に迫る姿勢はいつも近くで学長を見てきましたが、尊敬の念と忠誠心を感じずにはいられません。
帰りの飛行機が、無料でビジネスクラスにアップグレードできたことも、即断即決即行動の先生方なら納得の超強運体験でした。
今回のインド視察ツアーに同行できて、新たなビジネスが立ち上がる瞬間に同席できたこと とても光栄です。 これからも、高嶋美里学長の活動に目が離せません。
このツアーに触発されて、シビス学長、講師団でも、
新たにインドへの支援とビジネスルートの確立を行う予定です。
興味のある方は、高嶋学長のメルマガに登録しておいてくださいね。
今回のインド視察ツアーは、 昨年9月に日本で行われた、日印文化交流チャリティイベントでも発表のあった
「インドに1万戸の『寺子屋』を作ろう」という、インドと日本、両国が力を注ぐプロジェクトの一環。
昨年のチャリティイベントには、内閣総理大臣夫人である安倍昭恵さんや 今回の視察ツアーの発起人でもある、NPO法人国際児童基金(WCF)の松田康宏理事長が後援者代表として参列しました。
経済発展が目まぐるしいインドですが、様々な理由から学校に通えない、学ぶ機会を待つ子供たちが少なくありません。
そんな子供たちへ「学ぶ機会を提供しよう」という一大プロジェクト。
同プロジェクトは、インドの国連NGOとNPO団体とが連携し、教師のボランティア派遣などが行なわれているとのこと。
また、『寺子屋』としては既に20校が開設済みだという。将来的にはインド国内に1万戸の「寺子屋」を開設していこうというもの。
ちなみに、今回の視察ツアー参加者は、このチャリティースクールを一人当たり一校寄贈した形となる。
また、学長の高嶋美里先生は、教育者の観点からシビスアカデミーの名義でも一校寄贈しました。
この「寺子屋」の完成が今から待ち遠しいとともに、国家事業の一環に関わり、本格的に国際進出するシビスアカデミーに今後も期待が高まります。
インドといえば、「カレー」や「ヨガ」、世界遺産の「タージマハール」や「ガンジス川での沐浴」「スピリチュアル」「聖地信仰」などが代表格でしたが、 近年は、「ITエンジニア大国」や「インド式算数や英語」で 注目を集め、目にする機会が増えました。
インド人の信仰深く知的で、特に理系の分野では、 非常に優秀であるというところに目を付け、インドに進出する日本企業が後を絶ちません。
しかし、そんな目まぐるしい経済成長とは裏腹に、一歩路地に入るとそこにはスラムが広がっています。
テレビで見るのとはまた全く異なる情景がそこにあり、きらびやかな世界だけではなくインドの闇もまた深く格差が更に広がっていること、 貧乏ゆえに子供たちが教育とは程遠い世界に生きていること 明日を生きるために物乞いをして食いつないでいる現状を知りました。
物乞いして得られる日銭のために、親に目を潰されたり、腕や足を切り落とされたり、未だにそういうことがインドのスラムでは起っているそうです。
また、現地ガイドですら、スラムは危険!立ち入らないというほど、男性でも一人では絶対で歩くことは無いと話していました。
ただ、スラムで今を生きる子供たちや母親が「教育」を強く求めているという現状があるということを今回強く感じました。
同行カメラマン 上野佳代子