学長x著名人対談

第10回 経営コンサルタント 石原 明氏×高嶋美里

石原 明氏00

経営コンサルタント 日本経営教育研究所代表
石原 明氏

勝てるビジネスモデルと売れる仕組みの発想法を学ぶ勉強会『高収益TOP3%倶楽部』を主催。
発足以来8年間で3500社を超える企業経営者が学んでいる。
2006年、コーポレートブランド「Concept&Knowledge Platform(知のプラットフォーム・CK PLAT)を立ち上げ、企業が最速で発展するためのノウハウを体系化している。

モチベーションを保つには、アフィリエイトを「仕事」と考える。

石原 明氏01
高嶋
アフィリエイターって自分で事業をやろうとか社長になろうとか起業しようとしている人と違って、楽して自宅でお金を儲けたいっていうところからスタートしているので、モチベーションが続かないんですよ。最初の半年とか、最初のうちは一生懸命やるんですけど、それである程度収入も上がってきて楽しい時期っていうのがせいぜい1年くらいで、2年目になるとみんな飽きてきちゃって、モチベーションが続かないんですけど…
石原
なるほどね。アフィリエイトっていうのを自分の、例えば人生とか、自分の生活の中のどういう位置づけにするかというのをまず考えた方がいいと思いますね。
高嶋
おそらく何かそれにアフィリエイト自体に興味があってとか何か知識欲とか、そういうのはなくて、ただ単にお金を増やしたいっていう目的だと思うんですよ。その場合に、やっぱり絶対お金が目的だと、モチベーションが下がっちゃうと思うので、お金を得た後に自分がどういう生活をしたいかっていうことを考えて下さいっていうふうに言っているんですけど、それがなかなか難しいみたいで…
石原
なるほどね。お金を目的に働くことは、動機としては悪くないですよね。例えば会社に勤める場合にもなんで勤めるかっていうと、基本的にその会社の中で何が行われるかは最初わからないでしょ。まぁ、高嶋さんは特殊だからその人たちと違うかもしれないけど(笑)僕なんかも普通に会社に勤めてたでしょ。会社に勤めてたのは、それこそ目的もないし、そんなにはっきりとした動機もないし、そこで何かしようっていうのは、あんまり考えないですよね。
高嶋
はい
石原
それから比べればアフィリエイターを自らやろうと思っている人のほうが、全然意識は高いと思うんですよね。
高嶋
あぁ、なるほど。
石原
ただできるようになってから、飽きちゃうっていうこと自体は、それは例えば仕事に対する考え方っていうのを、そもそも少し変えたほうがいいかもしれませんね。飽きない人もいるでしょ?
高嶋
飽きない人は少数ですね。
石原
あぁ、でもいらっしゃいますよね。
高嶋
はい、いらっしゃいますね。
石原
そういう方っていうのは、「仕事」って思ってやっていると思うんですよね。
高嶋
はい
石原
だからそのアフィリエイトを飽きちゃうっていうことは、「仕事」と定義していない感じがするかもしれません。
高嶋
そうですね。例えば何かダンナさんに収入があって、奥さんが副業でやっているとかだと、やらなくても生活はできちゃうので…
石原
ふむふむ、なるほどね。その場合は、やらなくても生活できる、を逆にやったらこうなるっていうふうに考えて、今高嶋さんがおっしゃったみたいに、何か目的とか目標を作ったほうがいいと思うんですけど、例えばご家庭でお子さんがいて、お母さんになれば朝起きたら朝ご飯作りますよね。
高嶋
はい
石原
で、朝ご飯作ろうか、作るまいかってあんまり考えないですよね。
高嶋
そうですね(笑)
石原
でしょ(笑)
高嶋
そうですよね、つくらないとしょうがないですもんね(笑)
石原
そうそう(笑)だから会社勤めしたら、とりあえず仕事しないとまずいでしょっていう。
高嶋
あぁ、だから決められてるから行くしかないっていうところですよね。
石原
そうそう、その感覚にまず落としちゃったほうがいいですね。
高嶋
アフィリエイターの場合は自分で全部決めなきゃいけないんですよね。「ま、いっか」ってなっちゃう人たちは、そこをちゃんと会社と一緒で何時に開始って決めてしまえばいいってことですよね。
石原
そうです。やるのかやらないのか、っていうことをずーっと不安定にさせちゃった精神状態っていうのが一番やっかいなんです。
高嶋
はい
石原
それがもうやるものだっていうふうに一回落とし込んでしまうと、モチベーションが上がる、上がらないに関係なく、一応朝ご飯は手を抜いても作りますよねっていうやつですよね。で、もっと簡単に言うと、朝起きたらとりあえずパジャマを着替えますよねっていうか。
高嶋
あぁ、そういうところですよね。
石原
そうそう。その領域に自分の「アフィリエイト」っていう仕事を入れちゃえばいいんですよね。
高嶋
はい。
石原
そうしたら、その「やる、やらない」に関してはあまり考えなくなるんですよ。
高嶋
そうですね。

10年もくもくと続ければ、仕事はうまくいく。

石原 明氏02
石原
僕はそういう時に…まぁいろんな方がいますよね、例えば仕事楽しくやったほうがいいよ、とか責任感持ってやれっていうんですけど、僕はちょっと変わっていて、「無視してやってくれ」って言うんですよ。
高嶋
無視ですか?
石原
はい、「無視してやってくれ」って。「やりたい、やりたくない」っていう感情を無視して、行動だけやり続けておいて下さいねって。
高嶋
淡々と。
石原
そうそう。それで淡々とやり続ける期間がある一定期間ないと、実はその仕事の奥が見えないんですよね。面白さだとか、楽しさだとか、そのへんが見えないんですよ。
高嶋
はい
石原
もちろんその組み立てていく時の面白さっていうのは、これとは別で、わからないことがわかるっていうのは楽しいじゃないですか。
高嶋
ええ、楽しいですね。
石原
できないことができるようになれば、なんとなくすごいなぁっていう感じが来るんだけど、その次に必ず、まぁ早い人で1年くらいですかね、なんとなくつまんないっていう時が来るんですよ。
高嶋
はい、そうですね。
石原
で、このつまんないところを無視して進んだほうがいいですよっていう。だいたいどんな仕事をしている人にも言えますね。
高嶋
はい。
石原
で、そこでやめちゃうと、また次のことを0からやらなくちゃいけないんですけど、そこで何か1つのことを、これはアフィリエイターに 限らず、接客業で例えばレストランでウェイターをやってるっていう人がいるとするじゃないですか。ウェイターも慣れただけで終わる人と、3年間ちゃんとやった人と、その3年の積み重ねって飛躍的に伸びるんですよね。
高嶋
そうですね、そこで「プロ」になるかどうかっていう…
石原
そうそう。意識も変わるし考え方も変わるし、コミュニケーション能力そのものも変わったりとか。
高嶋
ええ、楽しいですね。
石原
できないことができるようになれば、なんとなくすごいなぁっていう感じが来るんだけど、その次に必ず、まぁ早い人で1年くらいですかね、なんとなくつまんないっていう時が来るんですよ。
高嶋
はい、そうですね。
石原
で、このつまんないところを無視して進んだほうがいいですよっていう。だいたいどんな仕事をしている人にも言えますね。
高嶋
はい。
石原
で、そこでやめちゃうと、また次のことを0からやらなくちゃいけないんですけど、そこで何か1つのことを、これはアフィリエイターに 限らず、接客業で例えばレストランでウェイターをやってるっていう人がいるとするじゃないですか。ウェイターも慣れただけで終わる人と、3年間ちゃんと やった人と、その3年の積み重ねって飛躍的に伸びるんですよね。
高嶋
そうですね、そこで「プロ」になるかどうかっていう…
石原
そうそう。意識も変わるし考え方も変わるし、コミュニケーション能力そのものも変わったりとか。
高嶋
はい
石原
アフィリエイターの方は文章いっぱい書きますよね。そういうことを通して自分を高めるっていうところに入っちゃうんですね。次の世界はその先にしかないというか。
高嶋
はい
石原
本当は、あの、これを聞いている人はショックを受けるかもしれないけど、10年くらい無視してやると、すごくうまくいって…(笑)
高嶋
あはは、もちろんそうですよね(笑)
石原
今日も(セミナーで)ちょっとそのへんをお話しようかと思っていますけど、嫌われたりして…(笑)
高嶋
いえいえ(笑)
石原
そこが当たり前の領域に入らないと、そもそも難しいんですよね。
高嶋
はい。例えばアフィリエイターの場合は、一番根底というか、最初に、できるだけ楽したいっていうのがあって、それが邪魔していると思うんですよ。
石原
うーん、そうですね。
高嶋
楽をしたいというのは誰でもあると思うんですけど、特に強いんじゃないかなっていう…例えば他のアフィリエイト以外の講座とかも今 まで教えてきているので、その中でアフィリエイターの特徴として、もうあわよくば楽したい、みたいなのがあるから、それがやっぱりネックになっているのか なって思うんですけど…
石原
なるほどね。
高嶋
それで、そこを取り除くのが、すごく難しい…あの手この手でやっているんですけど(笑)
石原
ええ(笑)「あわよくば、楽して成功したい」は生きていく上では必須の考えだと思うんですけどね(笑)
高嶋
ま、そうなんですけど、やらなきゃいけない時はやらなきゃいけない、という…」
石原
もちろんもちろん(笑)あの「あわよくば成功したい」っていうのは、例えばものごとができていくでしょ。それで成功とか収入の大きさの可能性みたいなのが開けていくじゃないですか。
高嶋
そうですよね。それができた人はすごく成功していますね。
石原
そうすると「あわよくば」が「かなり努力する」っていうことになっていったりするように、上手に変換していくといいんですよね。
高嶋
はい、そうですね。
石原
そうですよね。僕だってあわよくば楽して成功したいってずーっと思ってて(笑)
高嶋
あ、まぁそうなんですけどね(笑)
石原
で、なるべく簡単にやろうと思うんだけど、ものごとをそもそもやる時の簡単っていうのは、このレベルだよねっていうことの「簡単」の定義がかわってくるっていうことかもしれませんね。
高嶋
あぁ、なるほど。
石原
だって、ほんとに仕事って面白くて、積み重ねた、要するに準備している期間の長さと成功の長さって、ほぼイコールですからね。。
高嶋
はい、そうですよね。
石原
えぇ、だから1年間頑張ったものは、1年間は通じるけど、2年目からは崩れちゃうから、それは3年頑張ったら3年続くし、まぁ10年 やっちゃえばあとはずーっと成功する、みたいなそういう感じで考えると、自分の人生のスタンスを、まぁあんまり一生努力したくないじゃないですか。スキル とかなんとかいって。
高嶋
えぇ、できるだけ効率よくというか。
石原
だから今頑張っておくと、後の人生はすごく楽になるよねっていうやつですよね。今がんばった範囲と頑張らなかったツケみたいなのが後 からきちゃうから、そのへんのことをちょっと冷静に考えて今一定の量をこなしておいたほうが人生楽して成功する、というそのへんに変換できれば。。
高嶋
そうですね~。一番楽して成功したいと思って失敗する人っていうのは、自分がやっていることを全部外注さんに任せて、人に任せて、自 分は何もしないでそのアフィリエイト報酬を維持したいっていうところにあまりに早い時期に行っちゃうと落ちちゃうんですよね。やっぱりレベルが違うから。
石原
そうですよね。
高嶋
だからそこに行くまでにけっこう時間をかけて徐々に徐々にやっていけば維持できるんですけど。。
石原
人に任せると自分でやることの効率が10分の1くらいになるはずなんですよね。
高嶋
そうですよね、だから自分一人でできることは10人いてもできないくらいの感じになりますよね。
石原
はい、おまけに10人使うと管理しなくちゃいけないし、気を遣わないといけないから、相当苦労すると思いますね。
高嶋
そうですよね。だから自分でやったほうが早いっていうところもありますよね。
石原
まぁ、自分でやったほうがいいっていう人は、何かどうしてもやりたかったら、3ヶ月やってうまくいかなかったらやめてやっぱり元に戻るくらいの。物事やるときってうまくいくかいかないか不確定だから、やめる時のタイミングも最初にスタートする時に決めればいいんですよね。
高嶋
株と一緒ですね(笑)
石原
そうそう(笑)ズボズボはまっていっちゃうとすごく大変なことになるんですよね。
高嶋
ええ

お金を上手に運用して貯めるセンス

石原
それからアフィリエイトをされる皆さんが何を目的にするかというと、おそらく会社と違って売上の金額ではなくて、利益の額だと思うんですよ。
高嶋
そうですね、手取りというか、自分の身入りですよね。
石原
そうです、そうです。そこを考えると、例えば会社をつくる人っていうのもいると思うんですけど、会社をつくると家賃が必要になるし、 電話とかも必要になるし、人に与えるパソコンとかも必要になるし、給料とかも必要になるでしょ。その分が本当は全部自分の収入になるのに、それが収入にな らなくなるでしょ。そうすると、そうだなぁ…10倍売上げないと自分の収入は変わらないんですよね。
高嶋
あぁ、そうですね。イメージとしてはね。私がいつも言っているのは、一人で頑張ってアフィリエイト報酬で、まぁ、頑張れる上限っていうことではないんですけども、大体平均的に月150万円くらいまでは一人でできるんですよ。
石原
すごいですね。
高嶋
ええ。まぁ、もっとできる人もいるし、もうちょっと少ない人もいるけど、平均したら150万円くらいいけるんですよ。
石原
なるほどね。
高嶋
で、人を雇って300万円にしたとしても、150万円経費で出ていっちゃうので、手取りは一緒で余計な管理の手間が増えるっていうだけで、残るお金は少なくなるか、それとも同じか、くらいの感じなんですよ。
石原
なるほどね。僕だったらね、絶対150万円収入があったら、50万円で生活して、年間1,000万円、まぁ税金がありますけど、絶対貯めますけどね。
高嶋
あはは(笑)
石原
(笑)いや、絶対そのほうがいい。とりあえず3,000万円までは貯めないと何してもダメですよね。
高嶋
はい、3,000万ですか?
石原
ええ、まずは1,000万貯めて、3,000万貯めればいいんだけど。
高嶋
はい
石原
1,000万っていうとみんな大きいと思うんですけど、100万円貯められたらそれを10回やれば1,000万ですよね。
高嶋
そうですよね。1年以内に貯まっちゃいますよね。
石原
だから10万円貯められれば×10ヶ月で100万円になるでしょ。
高嶋
ええ
石原
100万円貯まったらあとはこれを繰り返すだけなので、×10回で1,000万でしょ。まぁ、税金とかいろいろあるにしても、かなり残るじゃないですか。
高嶋
はい
石原
で、1,000万貯まったら、これをあと3回やれば3,000万ってなるんですけど、実は最初の100万円貯めるのと100万円を1,000万にするのだと、最初の100万円を貯めるほうが大変なんですよ。
高嶋
あ、そうなんですか?
石原
大変です。能力がついていかないし、加速度的にお金って貯まるんですよ。
高嶋
はい
石原
で、3,000万とかそれ以上になっちゃうとそれ自体をもっと別の形に使えたりとかするでしょ。
高嶋
例えば3,000万貯めたら、それをどういう風に使うのが一番?
石原
基本的にはその3,000万っていうのは、なんで3,000万っていうかというと、例えば自分の人生、お子さんとかいろんな家族とかいるじゃないですか。とりあえず、生きていく上で心配がなくなる感じになるでしょ。
高嶋
はい
石原
それで3,000万を使うんじゃなくて、3,000万以上貯まったお金を投資に回す。
高嶋
じゃ、3,000万はもう保険みたいな感じでとっておいて、それ以上のものは投資で増やしていくっていう…
石原
そうそう、そうです。そしたら失敗してもそんなに怖くないでしょ。
高嶋
そうですね。
石原
3,000万を減らしちゃうとけっこう怖い。
高嶋
かたーい感じですね。
石原
そうです、そうです。そのくらいのことをした方がいいんですよね。それでその上の儲かった金額を例えば7割くらいはすごく安定的な収益が見込めるもの、例えば不動産みたいなもので運用するとかね。
高嶋
はい
石原
で、2割はうまくいくかいかないか、半々くらいの確率のもの。
高嶋
FXみたいな感じですか?
石原
そうそう。それで最後の1割は当たったら大きいけど、当たらない確率もかなりある、みたいな。
高嶋
賭けみたいな感じの?(笑)
石原
そうそう。7割が倍になる、2割も倍になる、1割も倍になる、みたいにすると、全部当たると300倍くらいになりますよね。だけど今回は175%だな、みたいな感じにすればいいですね。そこに向かって例えば一番最初に最短でいく方法は人に任せないで、収入から経費を引いたものが利益なんで…
高嶋
利益率を高めるってことですよね
石原
そうそう。金額が大きくなればなるほどめんどくさいってことになるから、300万円稼いでも3人使ってたらそれにすごくストレスがかかっちゃうから。
高嶋
そうですよね。
石原
純粋に考えたらいいですよね。
高嶋
お金を払うっていう経費以上の心のストレスもプラスされてくるから。。
石原
そうですね。大体会社つくったらよく言いますけど、勤めた人は最初は全部やめますからね。
高嶋
あぁ、よくわかります(笑)
石原
3回転くらいするから、3回転するくらいのめんどくささってすごくタフですよね。
高嶋
そうですね。
石原
そうそう。そんなんだったら自分がきちっと収益を残すって考えたら、もっとクリアになりますよね。
高嶋
そうですね。そこで自分が楽して誰かに振ったら楽になるんじゃないか、みたいな気持ちでやるとダメなんですよね、きっと。
石原
うーん、そうですね。例えば言われたことをきちっとやる人を探すだけで疲れちゃうと思うんですよ。
高嶋
疲れます、はい(笑)
石原
なので、そんなんだったら自分でちゃんと時間を区切ってやったほうがいいなっていう感じがしますけどね。
高嶋
まぁ、自分でちゃんと時間管理すればできますからね。
石原
そうそう。そういう風なことを職種的にもまずは考えたほうがいいですね。一人で努力したらどんどんできてしまうってことなのでね。
高嶋
はい。あと3,000万貯めるっていうのも、アフィリエイトで入ってきたお金は副業だから、いっさい手をつけないで今まで生活してたもので生活するって決めればあっという間に貯まりますよね。
石原
うーん、そこはすごいセンスなんですよね。だから例えば女性がね、そういう仕事をするんだったら、ご主人に全く言わないで貯めちゃうとかね。
高嶋
あはは、そうですね(笑)言うと、やっぱり生活費になっちゃいますしね。
石原
そうそう。
高嶋
ダンナさん、仕事やめちゃったりしますからね(笑)
石原
あぁ、そう?それは捨てられるねぇ、その人は(笑)
高嶋
あはは(笑)でもけっこうな割合で奥さんが稼ぎ出すとダンナさんが仕事しなくなるっていう話、いっぱい聞きます(笑)
石原
それは、そのお金に対する理解がないっていうことでしょ。
高嶋
ええ、ええ。せっかく両方入ってきて倍になるはずだったのに、こっちを埋めちゃったらせっかく頑張ったのに今までと一緒みたいなことになるんじゃないですかね。
石原
そうですよね。だからもうちょっと目先を考えないで、先々のことを考えたり状況を考えてどういうバランスですればいいかってことを考えたほうがいいでしょうね。
高嶋
そうですね、3,000万貯めようって思ってる人、たぶんいないので(笑)
石原
ほんと?
高嶋
たぶんいないと思いますね。
石原
だって150万稼げたら、そんなにお金使わないでしょ?50万くらいでしょ?
高嶋
うーん、みんな嬉しくなって、時計買ったり、車買ったりしちゃうんでしょうね(笑)
石原
あはは(笑)なるほどねぇ。
高嶋
まぁ、最初3ヶ月から半年くらいはそういう時期があっていいと思うんですよ。
石原
まぁ、ちょっとはあってもいいかもね。あと女の人はおしゃれをしたほうがいいですよね。モチベーションあがるから(笑)
高嶋
あぁ、そうですよね(笑)
石原
だけど限度があるからね。
高嶋
そうですよね。際限なくお金って使えるんですよね、不思議なことに。
石原
まぁ、そうですけどね。
高嶋
これだけあれば十分なはずだって思っていても、それ以上にいくらでも使えるようになっちゃうので、そこにハマっちゃうと減った時に戻せないですよね、生活を。
石原
そうでしょうね。あの、保険のセールスマンって保険会社はどういう風な雇用の仕方をするかっていうと、まぁフルコミッションですよね。
高嶋
はい
石原
で、給料稼いだ人に会社とか社長さんは何をするかっていうと、もう使え使えって言うんですよ。
高嶋
あぁ、全部使えと?
石原
そう、車買いなさい、外車買いなさい、とか洋服をこうしなさい、ああしなさいって言うんですよね。この理由は何かっていうと、その仕事で稼ぐ以外につける仕事がなくなっちゃうんですよ。
高嶋
そうですよね、保険のフルコミッションでもらえるくらいのお金がもらえる仕事ってないですよね、他に。
石原
そうそう。だから仕事漬けにさせちゃうために会社は意図的にそうするんです。だから例えば保険の仕事をいやになっても一生やり続けるしかない、みたいな、そこにはめこまれちゃうんだけど、アフィリエイターの人は自分で自分をそこにはめこんじゃったらアウトだよね。
高嶋
そうですよね。
石原
そうそう。楽しくなくなっちゃうと思う。だったら結果としてすごい頑張ったけど、5年頑張って一生懸命やって1,500万現金が貯まった、っていったらすごく楽しい仕事でしょ。
高嶋
えぇ、楽しいですね。
石原
例えば3年頑張って3,000万稼いだけど、残ったのは30万でしたっていうのはいやですよね。
高嶋
そうですね、何のためにやってたんだろうってなっちゃいますよね。
石原
そう。なんかインターネットそのものが嫌いになるよね(笑)
高嶋
あはは、それは怖い(笑)
石原
そうでしょ。だからそんなことを考えてうっかり保険のセールスみたいに自分がならないようにしないといけないですよね。
高嶋
じゃ、3,000万は手をつけちゃいけない、と(笑)
石原
そうそう(笑)3,000万って例えば子供が2人くらいいたらっていう感じですよね。一人だったらもう少し。
高嶋
少なくてもいい?
石原
そうそう、おじいちゃんおばあちゃんがいたらもうちょっとかなぁという風に考えるといいかもしれないです。
高嶋
そうですよね。会社から年金がもらえるとかそういう状況じゃないですからね。
石原
そうそう。
高嶋
自分で貯めておかないと怖いですよね。
石原
そうやって考えたら一生涯に大体どのくらいの金額が必要か、みたいなことは計算しておいたほうがいいかもしれませんね。
高嶋
なんかよく保険会社の人がライフプランとかやってくれますよね。これだけ必要で、これだけ足りませんよって。
石原
そうそう。保険に入るのも必要は必要かもしれないけど、でもそうやってバランスがとれれば、とりあえずいくらあれば不安がないんだ、っていうことは押さえたほうがいいかもしれませんね。
高嶋
それがあるとやっぱり余裕があるから自分も安心して幸せな気持ちでやっていけますよね。
石原
そうです。
高嶋
一番多いのは、150万とか200万とか300万とかいく人もいるんですけど、そうなった時に落ちるのが怖いんですよ。
石原
あぁ、なるほど。
高嶋
もう来月落ちたらどうしようっていう、検索エンジン頼みなので、けっこう変動するので、もう来月落ちたらどうしよう、どうしよう、ど うしようっていう、何か恐怖心にかられちゃうっていう方もいて、そうなるともう何のためにやってるんだか、みんなずーっとサイト作り続けていて、もう使い もしないし、遊びもしないし、脅迫観念みたいになっちゃうっていう方も中にはいらっしゃって。。
石原
どっちがいいかっていったらそっちのほうがまだいいかも(笑)
高嶋
そっちのほうがいいですか?(笑)
石原
それは、人生は有限だし必要なお金も有限でしょ。って考えたらお金をどういう風に理解するかっていうことを考えたほうがいいですよね。
高嶋
そうやってがーっとやっているうちはどんどん貯まっていきますから、それがある程度貯まれば、まぁ落ちても大丈夫っていうくらいまで安心感がいけば、とまるのかもしれないですけどね。
石原
とりあえず半年間何も収入がなくても大丈夫っていうところまでいけばいいと思いますけどね。
高嶋
あぁ、そうですね、確かに。
石原
それで半年越えちゃったら、次は2年間は何があっても大丈夫っていうお金を貯めればいいっていう感じで。
高嶋
例えば収入0になっても大丈夫っていう?
石原
そうそう。例えばよほどのことがない限り、アフィリエイトの収入が大きく変動して、何かを0から作らなきゃいけないってこともそんなにないでしょ?
高嶋
まぁ、そうですね。
石原
メンテナンスとか。で、例えばリカバリーするのに3ヶ月かなって考えたら…あ、3ヶ月とかっていうのもあるのかな?
高嶋
検索エンジンの波が大体3ヶ月なので…
石原
あぁ、そうか。だったらアフィリエイトをやる人は自分の生活費の6ヶ月分は早く見えたほうがいいね。
高嶋
じゃ、50万かかる人がいたら300万貯めてってことですね。
石原
そう、それがまず最初の安全圏ってことが言える。要するにスキルが伴ってないから。
高嶋
じゃ、それは手をつけないっていう?
石原
そうそう、逆に言うとそれになっちゃったら少し余裕ができたって自分で宣言して、声に出したほうがいいかもしれないね。それで2年間大丈夫、とかやっていくと、さっき言った3,000万とかに近づくようになると思います。
高嶋
3,000万ですね。。私も貯めないと(笑)
石原
高嶋さんは3億円ぐらいですか?(笑)
高嶋
3億円ですか!?(笑)なんかすぐ使っちゃうんですけど。。
石原
(笑)
高嶋
(笑)

仕事は「飽きてきたなぁ」と思ったところがスタート地点

石原
僕もそうなんですよ。高嶋さんの今危険な発言があって、「すぐ使っちゃうんですけど」っていうのは、これはしていいレベルにいっちゃってるかもしれない。それはさっき言ったように10年間1つのことをずーっと努力すると、もうこの仕事で何かあっても普通に対応できるっていうレベルまでいっちゃうんですよ。
高嶋
あぁ、なんかあっても大丈夫っていう妙な自信みたいなものはあって…
石原
僕もね、今はコンサルの仕事をしてますけど、何かしようと思っても全然平気だっていう自分がいるので…まぁだからって僕はあんまり お金はもちろん使わないんですけど、平気な自分がいるんですよね。そしたら何があっても大丈夫っていうところに、これはもうスキルとか経験とか知識とかを通して、自分の中にある自信っていうのがあるんですよ。
高嶋
はい
石原
これがある人は別に使おうが使うまいが、あまり関係ないんだけど、そこまで無敵ってなって要因が自分にない、要するにいろんなことが要因でお金を稼げているっていうのと、全て自分に要因があって稼げる、稼げないっていうのはこれはランクが違うんですよね。
高嶋
なるほど、そういうことですね。
石原
高嶋さんは何億円使ってもいいんですよ(笑)
高嶋
あ、いいんですか?よかった(笑)
石原
それは、そこまでいっちゃってるから。まぁでもみんなできたらそこまでいきたいじゃないですか。
高嶋
そうですね。
石原
ということは何かというと、飽きたところからがスタート。飽きてきたなぁと思ったところがやっとプロになる入口で、最低そこから10 年くらい。大体3年くらいで飽きるじゃない?まぁ、1年半とか。その飽きたくらいのところからが本当のスタートで、頑張った方、例えば高嶋さんなんかはそ こから、それこそ無視して淡々とやったから今の高嶋さんがあるんだな、とみんなとらえてもらえばいいと思う。
高嶋
はい
石原
僕ももうずっと仕事してますけどね。
高嶋
先生はどこに一番お金を使いますか?
石原
僕??
高嶋
靴みたいですね(笑)
石原
そうですね(笑)でも今はほとんどお金使わないですね。
高嶋
そういう域はもう卒業した感じですか?
石原
というか、ある所を超えたら、もう絶対に定番を、それで本当にいいものだけを買ったほうがいいと思うんですよね。例えば洋服でも、安い洋服を何枚も買うよりもきちっとした服を数枚買っておいたほうがなんでもいけるよね。
高嶋
はい
石原
僕は例えば洋服を買うところにしても何にしても、決めちゃって定番しか買わないので、お金の使いようがないんですよ。
高嶋
あぁ。
石原
例えば、1年365日、夏と冬とシーズンがあるけど、必要な、例えば僕は仕事しますからスーツとか、何枚か以上あると着れないんですよ。
高嶋
じゃ、大体予算としては年間にこれくらいとかって決めて?
石原
いや、僕ね、今自分のものにほとんどお金使ってないですよ。
高嶋
あ、そうなんですか?
石原
食事くらい。でも食事だって僕はおごってもらうことのほうが多いから。
高嶋
そうなんですか?(笑)
石原
そう(笑)財布をあけたことがほとんどないんです。
高嶋
あ、そうですか!
石原
ええ。ほんとそうですよ。仕事って面白いもんで、ある程度のレベルを超えてしまえば、その人の知識とか経験とかを必要とする人がたくさんいらっしゃるから、それだけで収益になるでしょ。
高嶋
そうですね。
石原
そうそう。お金のことを最近考えたことがないですよね。
高嶋
それはすごく幸せなことですよね。お金のことを考えなくてすむっていうのは。
石原
それはやっぱり、最初にお金ってこういうものなんだなっていうことを理解して、賢い方は皆さんやってることで、無視して仕事をやっちゃったほうが結果としては早いと思いますよね。
高嶋
そうですね。そうやってもう「仕事だ」と思ってちゃんと区切りをつけてやってる方は、本当に何のグチも出てこないし、相談とかも全然されなくて、更新もずっと維持しているし、そういう方もたくさんいらっしゃるんですけども。。
石原
そうですね、とりあえずそこにいかないとダメですよね。
高嶋
なるほど。。わかりました。今日はありがとうございました。
石原
ありがとうございました。
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